FT-736修理 その5【PLLロック~アンロック】 VCO樹脂の除去 【結局、基盤取り外し】  先ずはプリントパターンのにらめっこで上から見た部品配置と回路図を照合していきます。  分からないなりにもしつこく見ていると回路のポイントが何となく分かってきますので、各部の電圧を計りながら送受信テストを繰り返しました。  最初は「ザッ、ザッ」と間を空けた繰り返し雑音だったのが、「ギューンギューン」と高い音から低い音へと下がっていく連続雑音に...>> 続きを読む
FT-736修理 その4【144MHzPLL】 調整はスムーズ 【電波にノイズ?】  どうにかこうにか430MHzのPLLが復旧できました。  せっかくサービスマニュアルがあるので144MHzもちゃんと調整しておきたいと思います。  写真の調整ポイントを見ながら、回路図の位置と実物基板の位置を確認します。   144MHz PLL Sub Loop調整   1.TP04とシャーシー間⇒DCボルトメーター接続   2.モード⇒CW  ...>> 続きを読む
FT-736修理 その3【430MHzPLL】 PLLアンロック 【トリマ洗浄】    TX-UNITの送信動作は確認できたので、いよいよ430MHzPLLです。  ブロックダイヤグラムを見ても4種類のPLLで構成されており、年老いた田舎のラジオ少年には難解です。  最初に取得したサービスマニュアルは、どういう訳かA4縦のページ構成なのに横でPDF化されていました。  ページ内容が歪んで読めないところがあり、ちゃんとした調整ができ...>> 続きを読む
FT-736修理 その2【TXユニット】 共通ユニット 【13.790MHz】  サービスマニュアルを見ていくと、PLLの調整に関するページがあります。  各ユニットのテストポイントにオシロスコープやDCボルトメーター・RFボルトメーターを接続し、コイルやトリマを可変して設定電圧等に調整する手順が述べられています。  そしてユニット基板の写真図にTP・L・TCの位置が記されています。  FT-736の症状からPLLが怪しいと思い...>> 続きを読む
FT-736修理 その1【サービスマニュアル】 直せたら使って 【にらめっこ】  数年前、ある局から「壊れているが直せたら使って」と「FT-736」がQSYしてきました。  無手勝流でPLL-ICやTRX-SWの石を交換し144MHzだけでも使える状態にしていましたが、あまりVUに興味がなくそのままにしていました。  最近になって、430MHzで連絡をとお声掛け頂きましたが、相手の電波は聞こえるのにこちらの電波が届きません。  やっぱり430M...>> 続きを読む
オーディオ機器修理 【カセットテープデッキ】 昭和の音復活 【SONY TC-K555ESL】  数年前、縁があってソニーのカセットテープデッキが我が家にやってきました。  1990年発売の機械で、3ヘッド・クローズドループデュアルキャプスタン・クオーツロックドダイレクトドライブなど、その当時としては普及機と高級機の中間くらいの位置付けだったでしょうか。    最初は、若かりし頃のカセットテープが使えるようになり喜んで...>> 続きを読む
隠しコマンドその2 【粘ってみる】 RF TUNE調整 【ステップアッテネーター再設定】  前記事で、バンド間ゲインの均一化のためにレベル調整した送信RF段の「StepATT」の回路図です。  およそ30年前のリグですが、よく考えてあります。  しかしながら前記事のとおり、18MHz帯は調整範囲外となりました。  スーパーローカルOMから頂いたヒントのように、RF TUNEユニットにあるバリアブル・チューニング回...>> 続きを読む
隠しコマンドその1 【JST-135】 送信ステップアッテネーター 【ユーザー拡張定義】  JST-135の送信時のトータルゲインがバンドごとに異なるため、SSB時の音声レベルをいちいち調整しなければなりません。  普段よく使う7MHzと14MHzでは、7MHzに合わせると14MHzではPower不足、14MHzに合わせると7MHzでオーバードライブとなります。  音声入力レベルの調整は基本的な操作ですが、せっかく前...>> 続きを読む
周波数がずっこけている 【JST-135】 基準発振周波数の調整 【高速リアルタイム スペクトラムアナライザー】  現用のJST−135は20数年前に手に入れたもので、数年前に再QRVした時にもちゃんと動いてくれたので引き続き愛用している。  お空では高性能なリグで各局はFBにオンエアされている。(アマチュア人口が減っているのはBFだが。)  特に周波数安定度は抜群で、HF帯でも1KHzステップでQSOされている。  ところが最近fズレが気...>> 続きを読む
時ならぬ落雷 その4【ローテーター復活】 ローテーター復活 【CQが回る回る】  部品の手配がままならぬ田舎とあって、通信販売利用の度に余分に買ってしまい、結局ジャンク品が増えてしまう。    さーて、当たりを付けた部品は交換した。  通電してみることにしよう。  おっ、アンテナ方位の指針が動いた。  回転角指示ブリッジ回路のバランス点まで針が動いていく。  三端子レギュレーターの出力電圧は正常。  ここは予測どおりだ。  次はスピードコ...>> 続きを読む