FT-736修理 その1【サービスマニュアル】

<2015年09月18日>
直せたら使って

【にらめっこ】


FT-736
 数年前、ある局から「壊れているが直せたら使って」と「FT-736」がQSYしてきました。

 無手勝流でPLL-ICやTRX-SWの石を交換し144MHzだけでも使える状態にしていましたが、あまりVUに興味がなくそのままにしていました。


 最近になって、430MHzで連絡をとお声掛け頂きましたが、相手の電波は聞こえるのにこちらの電波が届きません。
 やっぱり430MHzも壊れているらしい。
 このバンドは静かなので平日を待っての受信チェックです。
 そうです。平日に聞こえる業務用ごとき電波が便りです。(笑)

 グルグルっとダイヤルを回してみるとコールサインなき軽快な会話が受信できましたが、どうも本来の周波数より下で受信しているらしい。
 送信はというと、FMモードでPOメーターも勢いよく触れますがSSBモードでは全く出力がありません。
 

上側

 それではと超小型ハンディ機を使って送受信テストをしてみると、送受信とも周波数が約30KHz下へずれています。
 周波数がずっこけているということは、またしてもPLLがおかしいということでしょうか。
 おまけに送信音や受信音にもノイズが乗っています。

 FT-736の蓋を外し、回路図とユニット基板をにらめっこしてもさっぱり分かりません。
 ブロックダイヤグラムを見てもPLL自体が複雑で、いよいよお払い箱かとあきらめムードです。


Fox Tango
 数日後、思い直して「困った時のサービスマニュアル」ということでネット検索。
 「Fox Tango Manuals Web」というサイトにYaesu機器のマニュアルが掲載されており、FT-736のサービスマニュアルが入手できました。




下側
 QSYしてきた「FT-736」は標準装備の144MHz・430MHzの他、50MHz・1200MHzもオプション装備されています。
 もったいないので、今回も粘って見ることにします。






 

 
 

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