FT-736修理 その14【430MHz VCO UNIT  その11の続】

<2026年01月08日>
その11で完治したと思ったら、VCO UNIT IN/OUTピンが、微妙にシャーシー接触か?
【ノイズ問題は、まだ続きそう・・・(手を付けたくな~い PLL UNIT)】


430MHz RF UNIT グランド処理

 430MHzのFM送信時にノイズが混入する問題は、その11(2025年7月12日)で完治したと思っていたら、4か月後、新たな連続音ノイズが発生しました。(アチャー)

 小型トランシーバーでモニターしても常時発生している訳でなく、室温が低い朝にFT-736の電源を入れたタイミングで、たま~に発生する程度で、それもしばらくして消えてしまいます。

 これまでの修理履歴から、もう一度切り分けてみます。

 「外部電源で動作」してもノイズは出るので、電源系はセーフ。

 TX UNITに「FM変調のVCO」があるので、別のバンドをモニターしてみますが、ノイズは出ていないのでセーフ。

 RF UNIT内の「430MHz LOCAL UNIT(2nd Local)」のトリマと電解コンデンサが怪しいのですが、小さな基盤にチップ部品が載っている(電解コンデンサ足回り)ので、下手に触って元に戻らなく恐れがあるので、取りあえず回避。(苦)

 最後に残った疑いは、RF UNITのグランド処理です。

 白線がグランド処理のスズメッキ線(14ヶ所)、再ハンダしてみますが、治る気配なし。

 赤丸がネジ止め(7ヶ所)、ネジを緩めて基盤を揺すってみると、FM送信音に「ガリガリッ」とノイズが発生。

 特にVCO UNIT付近に上から圧力を加えてみると、かなりの確率でノイズ発生・・・。???



VCO UNIT IN/OUT PIN

 RF UNIT基盤内で部品交換したのは、VCO UNITの電解コンデンサ100μFとセラミック0.001。

 半田処理がヘタだったのかな~。

 それを確認するためには、ゴチャゴチャ配線のRF UNITを取り外して、更に頑丈な直付けハンダを撤去しなければなりません。


VCO UNIT RF UNIT基板はんだ付け

 RF UNITを取り外して基盤裏のハンダ割れがないか眺めていると、VCO UNITのIN/OUT PINの足が他の部品の足より長いことに気付きました。

 その11でVCO UNITを再び取付ける時に基盤ピッタシに取り付けたので、以前よりPIN足が出過ぎたのかもしれません。
(画像は、前回取り外した時のもの)



430MHz VCO UNIT IN/OUT PIN

 IN/OUT PIN 3本の足をハンダ面に合わせて、CUT。

 RF UNITを元に戻して送信テストをしてみると、VCO UNIT付近の基盤に圧を加えても、ノイズは出なくなりました。

 もう一つ、以前から気になっていたのですが、RF UNITに取り付けてある「VCO UNITやRF回路のシールドケース・グランド結合のスズメッキ線などの金属面を金属ドライバーなどでこする」と、FM送信音に「ガリッガリッ」とノイズが乗るのを再確認しました。

 Google AI検索によると、「430MHz帯のような高周波回路におけるグランド設計は、ノイズや電位差の問題に直接関わる重要な要素です。グランドは理想的な0V電位ではなく、実際にはインピーダンスを持つため、電流が流れることで電位変動(グランドノイズ)が発生します。」と、出ました。

 他のリグの430MHzの内部をまじまじと見たことはありませんが、FT-736のRF UNITはスズメッキ線が多用されており、30数年前のグランド処理に苦労された結果だろうと推察しています。

 RF-UNIT周りに強いショックを与えると出るノイズは完治していないので、いよいよ本丸「430MHz PLL Local UNIT(2nd Local)」の部品交換にチャレンジしなければならないようです。(泣)


 

 
 

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