DELL Inspiron 15-3552 レストア その4【「熱で突然電源が落ちる」のは周知の事実?】

<2022年06月22日>
動作時の環境温度は35℃が限度らしい(オペレーターの熱中症の方が危険)

外付けUSB電源で「ファン付き冷却台&吸引式クーラー」常時冷却


突然電源が落ちた

 再開局OMさんのシャックで、アンテナ配線工事の後、調整中に画面が真っ黒になったとのこと。???

 話を聞いてみると、どうやら「突然電源が落ちた」模様。

 この日は晴天でアンテナ整備日和でしたが、窓際に置いていたノートパソコンの筐体が熱中症になったようです。



ファン付き冷却台

 ファン付き冷却台は準備されていたのですが、調整中だったため未接続。

 困ったときのネット検索。
 どうやらDELL製ノートパソコンの過熱問題は周知の事実らしい。


動作時温度範囲
 DELL Inspiron 15-3552の仕様を、よーく眺めてみると『動作時の温度範囲 0℃~35℃』の表記。

 OMさんのシャックは2階の南向きの部屋で、日当たりの良い窓際に配列してあり、夏場を考えると過酷な条件下にあります。(汗)


CPUヒートシンクと排気口
 これは最初に解体したときの内部写真で、空冷ファンがないことは気が付いていましたが、ローコスト製品だから止む無しと考えていました。

 しかし「突然の電源落ち」を目の当たりにし、DELL製品の過熱問題はかなり深刻ですが、他のメーカーも調べてみると、稼働環境として「~35℃」が表記されています。

 となると、実働温度のマージンがどれだけあるかということになりますが、DELLのヒートシンクと自然排気口による放熱設計では正直に?≒35℃で落ちます。

 そもそも室温35℃の部屋では、オペレーターの方が熱中症の危険性があるので、パソコンがブレーカー替わりになった方が安全かもしれません。・・・



外部排気口

 筐体の左側に自然排気口があります。



吸引式クーラー

 OMさんに話を聞いてみると、排気口に取り付けるUSB吸引式クーラーを持っているとのこと。

 ファン付き冷却台と併用することで最大限の放熱効果を期待します。

 また、外部USB電源に常時接続しておき、ノートパソコンが立ち上っていない時でも冷却状態を維持します。



最大のプロセッサの状態

 その上で、過熱問題優先でプロセッサの最大時の状態を80%に抑え、フリーソフト「Open Hardware Monitor」によりプロセッサ温度をリアルタイムでモニタリングします。

 その後デュアルモニター化したのでGPU負荷が増えパフォーマンスが落ちていますが、過酷な夏場でもプロセッサ温度が55℃前後で推移していければ、プロセッサ最大時の状態を元に戻していきたいと考えています。

(インドのユーザーで、50%まで落としてどうにか使っているという記事がありました。)


キーボード交換

 長年使用してきたキーボードの「ASDFGHJKL・・・」行が接触不良を起こしているので、修理用の日本語配列キーボードを入手し交換しました。



 さーて、過酷な夏場を乗り越えられますように。(アッサー)

 

 
 

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