Arduino入門 その11【IC-7610 外部PTT ブレッドボード試験】

<2022年04月29日>
スイッチを押すたびにLEDがON/OFF

【チャタリング対策はゲージ判定方式】


Arduino nano

 最近のQSOはFT8が主となり送受信切替はマウスクリックばかりですが、たまのSSB交信ではIC-7610パネルの「TRANSMIT」を押しています。

 以前から、ローカルOMさんの外部PTTを使った運用スタイルを見て便利だなと思っていましたが、ようやく重い腰を上げることにします。

 今回は小さく収納するために「Arduino nano」を発注。



タクトスイッチとdelay(time)

 Arduino入門には「スイッチを押すたびにLEDがON/OFFする」というのが載っていますが、外部PTTに使えそうです。

 今回初めてブレッドボードを使ってみましたが、時間もかからず動作試験ができ予想以上に便利です。

 指南書のとおり動作したのですが、スイッチを使うということは単純なことではなさそうで、チャタリングという壁が待っていました。

 サンプルスケッチではdelay(time)を挿入してありますが、timeが短すぎるとON/OFFが切り替わらなかったり、長すぎると反応が遅かったりします。

 また、スイッチを長押しするとdelayがループになり、しばらく反応しなくなりますが、実用上はカットアンドトライで折り合いをつけるようです。



Touch Sensor

 もう一つの問題は、外部PTTをマイクスタンドと同じテーブル上に据え付けると、押しボタンの機械音(振動)を拾うことになりそうです。

 ブームスタンドでマイクをぶら下げれば解決しそうですが、安価なタッチセンサーモジュールがあるので試してみようと思います。



チャタリング ゲージ判定方式

 タッチセンサーモジュールONの出力がHIGHになるタイプだったので、サンプルスケッチのままでは論理反転が必要となり、当たって砕けろ方式は難儀します。

 どうにか動くようになったのですが、タッチセンサーといえどチャタリングの課題は同じです。

 困ったときのネット検索、想像以上にチャタリングに関する記事は多いのですが、殆どはサンプルスケッチと同じdelay(time)で回避するというものです。

 根気に検索を続けると、「ゲージ判定方式」というのを発見。

 早速、記事中のスケッチを書き込み、タッチセンサーに触れてみるとON/OFFの切替は俊敏で、長押しした場合でも切替エラーは起きません。



IC-7610外部PTTテスト

 スケッチの記述内容は理解できませんが、いよいよIC-7610のコネクタ配線を接続し実働テストです。

 IC-7610はイメージどおりの反応で、パッパッと切り替わります。(ヤッター)

 次はケースに収納しなければなりませんが、ホームセンターか100均で面白いものが見つかるでしょうか。(たかがスイッチ、されどスイッチ。)



 

 
 

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