定電圧電源 その4【ダイアモンド GSV-3000 ブリッジダイオード破裂】

<2022年01月05日>
ボンという音と共に白い煙が・・・

【IC-7610は無事で良かった】

 大晦日の午前中、7MHzSSTVで年の瀬の挨拶と21MHzFT8でバンドニュー、年の締めくくりとしては上出来です。

 いつも通り電源を切りますが、空冷ファンOFFディレイが働いているので安心です。

 夕方時間ができたので久しぶりに14.230をワッチしてみると弱いながらもDXのSSTV信号が見えるので、Scottie1でコールしますが応答なし。

 これで止めておけばよかったのに、2回目もScottie1で送信していると途中で「ボン」という音がしたかと思ったらIC-7610が真っ暗に。・・・

 足元の電源を見ると白い煙が上がっています。???

ブリッジダイオード爆発
 大慌てでACコンセントを抜いてGSV-3000のケースを開けてみると、ブリッジダイオードの無残な姿が。

 おまけに部屋中にツーンとした独特の臭いが充満。(大晦日になんてこった)

 愕然として、しばらく頭が回りませんでしたが、心を落ち着かせ予備のスイッチング電源を接続しIC-7610の無事を確認。(取りあえずよかった)

 正月三が日、ゆっくり過ごしながらもあれやこれやと考えてしまいます。


 過去にもブリッジダイオードを交換していますが、連続運転をした後ヒートシンクが高熱状態のまま電源スイッチをOFFにしたため、過熱でショート状態になるものと推測しています。

 音もなく壊れるので、この時点で故障に気が付きませんが、次に電源スイッチをONした時にACヒューズが溶断し、電源が入らないことで初めて気が付くということになります。

 いずれにしてもシャックを離れる時には、十分冷え切ったことを確認してからOFFにすることがベストですが、年老いた田舎のラジオ少年は、同じミスを3回も繰り返しています。(泣)

ファン取り外し

 その後「サーモスイッチによる空冷ファンOFFディレイ」を設置したことでヒューマンエラーは解決し快適に運用していましたが、今回は連続送信中に破裂音とともに昇天するという衝撃的な壊れかたです。

 これでお蔵入りかと諦めかけましたが、思い直して壊れた部品の取り外し・清掃を始めます。



ファン埃

 初めてファンを外しますが、びっしりの埃に唖然。

 これで4年分です。(ヒエー)


ヒートシンク埃

 ヒートシンク内部もご覧のとおり。



ブリッジダイオード交換・強制空冷

 不思議なことにACヒューズは飛んでいません。

 これまでどおりブリッジダイオードを交換しただけでは再発しかねないので、クーリングファンを温度感知方式から常時強制空冷方式に変えます。

 といっても、電源出力の+13.8Vを+11Vまで落とし(1N4148×3を直列挿入)、FANを直接接続しただけです。


 電源ONから高速回転するのでうるさくなりましたが、冷却効果を見ながらしばらく様子見です。(どうなることやら・・・)

 

 
 

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