昭和の周波数カウンター その16【20MHzをどうやって注入するか?】

<2019年04月29日>
【プリントパターン解析】

+5.5dBmに期待


シンセサイザ系ブロックダイアグラム

 今回も背中を押していただいたローカルOMのホームページの"IC-7400へ高精度・高安定度の外部基準信号を注入"を励みにしてあれこれ考えます。

 JST-135のシンセサイザ系ブロックダイアグラムでは、基準信号は20MHzで「TR5」へ注入してやれば良さそうです。



内部基準発振回路図

 回路図では、OMのIC-7400と同様、TR5ベースへつながっているクリスタルを切り離して外部基準信号入力点としたいと思います。

 具体的には「RJ1 0Ω」を取り外し、緑〇ポイントからリード線を出し、スイッチで「内部基準/外部基準」を切り替えようと考えました。


プラグイン基盤部品配置

 実装ポイントを間違えないように、プラグイン基盤のハンダ面を写真に撮り描画ソフトで部品配置を書き入れました。



内部XTAL発振回路へ接続

 RJ1 0Ωチップ抵抗を2つのハンダゴテを使って取り外し、1.5D-2Vケーブルをハンダ付けしますが、細かいものが見えにくい目には大変な作業です。



ミニピンプラグ・ジャック 空きプラグイン利用

 REF DDS UNITの隣に空いているプラグイン構造があるので、TR5へのインターフェース基盤を差し込めるようライトアングルピンヘッダを使います。

 また、JST-135に多用されている「同軸線用ミニピンプラグ・ジャック」を初めて使ってみました。

 試行錯誤の中で何回も抜き差ししましたが、非常に便利な部品です。


基準信号切替

 TR5ベースの入力にFCZコイルを入れ、「入力:ローインピーダンス/出力:RFステップUP」。

 スイッチで、基準信号を「内部:クリスタル発振/外部:OVEN20MHz」切り替えます。

 2段BPFからの20MHz信号は、「1200mVp-p +5.5dBm」もあり期待できそうです・・・。


 

 
 

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