昭和の周波数カウンター その15【JST-135 REF IN挑戦の始まり】

<2019年04月27日>
【高調波20MHzを外部基準信号へ】

2段バンドパスフィルタ


JST-135もう一つのBNCコネクタ

 先ずは形からで、JST-135のリアパネルにオプション用コネクタ穴がもう一つ空いているのでBNCコネクタを装着しREF INの妄想を膨らませます。

 IC-7610で味を占めた「OVEN出力の外部基準信号」をJST-135でも利用できないかという年老いた田舎のラジオ少年には無謀とも思える挑戦の始まりです。

 IC-7610はATT挿入だけで簡単に利用できましたが、JST-135は基準信号が20MHzですし、もちろんREF IN端子なんかありません。



BNCコネクタ 1.5D用

 前回「BNCコネクタの謎」で珍現象が起きたので、今回は1.5D用のBNCコネクタを手に入れました。

 1.5D-2Vの外径にぴったりな上、中心導体に白い絶縁物を被せる構造なので工作がしやすく、両端BNC・ワニ口クリップ付き・テストピン付きなど楽しんでBNCケーブルを作ることができました。


OVENout波形

 これは、昭和の周波数カウンターのOVENoutの波形ですが、これを逓倍して20MHzを作るような技術など全くありません。



OVEN20MHz高調波

 スペアナがないのでIC-7610で高調波を受信してみると20MHzが結構強く出ているので、これを抽出しようというわけです。



ハムバンドコイル改造

 バンドパスフィルタ用の同調コイルが1個足らなかったのでジャンク箱にあった3.5MHzハムバンドコイルを改造。

 巻き線を減らしながらカットアンドトライで20MHzに合わせました。



2段バンドパスフィルタ

 20MHz2段BPFが試作できたのでOVENoutを入力しカウンター計測したところ20MHzが表示されました。

 一歩前進です。



 

 
 

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