高精度周波数カウンター
【10,001,000Hz受信】

いつも背中を押してくださるローカルOMさんから高精度周波数カウンターを借りてきました。
親亀の上に孫亀を載せてですかね。
小型で性能も抜群で、0.1Hzオーダーで校正済みです。
技術の進歩を感じます。

両機とも十分なエージングがしてあるので、測定を始めます。
昭和の周波数カウンターのOVENの多回転トリマを回しながら、10,000,000Hzに近づけます。

さらに、0.1Hzオーダーに近づけるよう、リアパネルの多回転トリマを回します。

基準となる高精度周波数カウンターのGATEを10秒にして測定します。
きれいに0が並んでいますが、こんな状態は続きません。(笑)

1Hz以下に落ち着いてきたので、IC-7610で昭和の周波数カウンターの基準周波数出力を10MHz+1KHzで受信。
ビート信号1KHzのオーディオ出力を
「高速リアルタイム スペクトラムアナライザーWaveSpectra」で表示します。

IC-7610の受信ダイヤルを1Hzずらせば、ピーク信号の周波数も1Hz変化するはずですが、なぜか変わりません。?
さらにダイヤルをずらしていくと、およそ10Hz動いたところで、WaveSpectraの表示が変わりました。
しばらく悩みましたが、WaveSpectra設定に「数値表示 補間して精度を向上」というのがありました。
インストールした状態では「なし」のままなので、リアルに変化しないことが分かりました。
これを「×128」に設定すると、受信ダイヤルと同じ変化で表示するようになりました。

IC-7610も十分エージングしてから受信ダイヤルを10,001,000Hzに固定。
そして、IC-7610の【MENU→SET→機能設定→基準周波数設定】を開きます。

MULTIダイヤルを回すと、WaveSpectraのピーク周波数表示も変化していきます。
ぴったり「1000.0Hz」という訳にはいきませんが、「OVENの基準周波数」による「IC-7610の基準周波数調整」ができることになります。
一旦電源をOFFにしOVENを冷まし、日を改めてOVENの基準周波数を測定します。

OVEN立ち上がりからの周波数変動です。
0分 10,000,139.68Hz
5分 10,000,090.97Hz
10分 10,000,008.24Hz
15分 9,999,998.26Hz

20分で「1Hz以内」に落ち着きました。
20分 9,999,999.73Hz
25分 10,000,000.02Hz
30分 10,000,000.07Hz
60分 10,000,000.00Hz

赤枠の「A入力を示すマーク」を桁印と勘違いし「998.3Hz」と読み間違え「1.7Hz」も変動したのかと、思い切り焦りました。(汗!!)
120分 9,999,999.83Hz
180分 9,999,999.99Hz
240分 10,000,000.12Hz
昭和の周波数カウンターのOVEN出力は、IC-7610の外部基準信号として使えそうです。(あー、うれしや!!)
【追記】
この時点では、室内温度の影響によるドリフトに気づいておりませんでした。
"昭和の周波数カウンター その10【OVEN最終調整】"で、どんでん返しになります。
【10,001,000Hz受信】

いつも背中を押してくださるローカルOMさんから高精度周波数カウンターを借りてきました。
親亀の上に孫亀を載せてですかね。
小型で性能も抜群で、0.1Hzオーダーで校正済みです。
技術の進歩を感じます。

両機とも十分なエージングがしてあるので、測定を始めます。
昭和の周波数カウンターのOVENの多回転トリマを回しながら、10,000,000Hzに近づけます。

さらに、0.1Hzオーダーに近づけるよう、リアパネルの多回転トリマを回します。

基準となる高精度周波数カウンターのGATEを10秒にして測定します。
きれいに0が並んでいますが、こんな状態は続きません。(笑)

1Hz以下に落ち着いてきたので、IC-7610で昭和の周波数カウンターの基準周波数出力を10MHz+1KHzで受信。
ビート信号1KHzのオーディオ出力を
「高速リアルタイム スペクトラムアナライザーWaveSpectra」で表示します。

IC-7610の受信ダイヤルを1Hzずらせば、ピーク信号の周波数も1Hz変化するはずですが、なぜか変わりません。?
さらにダイヤルをずらしていくと、およそ10Hz動いたところで、WaveSpectraの表示が変わりました。
しばらく悩みましたが、WaveSpectra設定に「数値表示 補間して精度を向上」というのがありました。
インストールした状態では「なし」のままなので、リアルに変化しないことが分かりました。
これを「×128」に設定すると、受信ダイヤルと同じ変化で表示するようになりました。

IC-7610も十分エージングしてから受信ダイヤルを10,001,000Hzに固定。
そして、IC-7610の【MENU→SET→機能設定→基準周波数設定】を開きます。

MULTIダイヤルを回すと、WaveSpectraのピーク周波数表示も変化していきます。
ぴったり「1000.0Hz」という訳にはいきませんが、「OVENの基準周波数」による「IC-7610の基準周波数調整」ができることになります。
一旦電源をOFFにしOVENを冷まし、日を改めてOVENの基準周波数を測定します。

OVEN立ち上がりからの周波数変動です。
0分 10,000,139.68Hz
5分 10,000,090.97Hz
10分 10,000,008.24Hz
15分 9,999,998.26Hz

20分で「1Hz以内」に落ち着きました。
20分 9,999,999.73Hz
25分 10,000,000.02Hz
30分 10,000,000.07Hz
60分 10,000,000.00Hz

赤枠の「A入力を示すマーク」を桁印と勘違いし「998.3Hz」と読み間違え「1.7Hz」も変動したのかと、思い切り焦りました。(汗!!)
120分 9,999,999.83Hz
180分 9,999,999.99Hz
240分 10,000,000.12Hz
昭和の周波数カウンターのOVEN出力は、IC-7610の外部基準信号として使えそうです。(あー、うれしや!!)
【追記】
この時点では、室内温度の影響によるドリフトに気づいておりませんでした。
"昭和の周波数カウンター その10【OVEN最終調整】"で、どんでん返しになります。
コメントする