読者からの質問がヒント
【昼間は良く聞こえるのに、夜だけ全く入らない?】
数少ない読者からの質問をきっかけにして、『防災行政無線の戸別受信改善 その2』からバージョンアップしていきます。
飛騨山脈の支脈に囲まれ、豊かな自然が残り、四季折々の変化を見せてくれる飛騨地域。
しかし、自然の恵みとは裏腹に、近年は局地的な豪雨、台風、地震、豪雪など忘れたころに災害がやってきます。
この災害緊急時に重要な役割を担うのが「防災行政無線(同報無線ともいう)」です。

地形的条件から電波伝搬状況が良くないため、我が家の戸別受信改善として【屋内用簡易ダイポールアンテナの製作】を記事にしたのは5年も前のことです。
そんなつたない記事に対して、昨年の秋頃、同じような悩みを抱えている方から次のような要旨の質問を頂いておりました。
『受信機を取り替えたりアンテナをかまったり、放送を聴いてもらったりしたが、【昼間はよく聞こえるのに、夜だけ全く入らない。】
外部アンテナ工事では大掛かりになるので、当ブログを参考にして室内アンテナを作って取り付けてみたが効果は出なかった。』
その後、次のような提案をし、試していただきました。
①設置場所を中継局方向に近い位置で受信状況を探ってみる。
②戸別受信機は外部ノイズに弱いので電子機器から遠ざける。
③逆に受信機を電子機器に近づけてノイズ源を探す。
いづれにしても放送時間内で受信機が開放されている昼間でないと試験できないので大変です。
この読者はYLさんで、アンテナを自作したりフェライトコアのことを勉強したりとても一生懸命の方ですが、結局、何の役にも立たない話となり恐縮しました。

ある日、ノイズのことを少し考えていたら、ちょうどお昼の放送が始まりました。
いつもどおりきれいに受信できていましたが、質問の言葉を思い出しました。
"夜間になると入らない"。
昼にはなくて、夜になるとノイズを出すもの。それは「室内灯」です。
お昼の放送中に室内灯を点灯してみると、しっかりと受信ノイズがザーと増加しました。
そこで夜間に家中の室内灯のスイッチを入り切りしてノイズの発生状況を試験。
放送時間帯が限られているので大変でしたが、戸別受信機を設置している部屋のインバータ蛍光灯が我が家のノイズ源であることが判明しました。
念のため戸別受信機はAC電源ではなく乾電池駆動にして試験しました。
インバータノイズで受信がブロックされていることは判明しましたが、60MHz帯まで影響を及ぼすインバーター回路の原因までは特定していません。
その後、蛍光灯メーカーに対応策を依頼しましたが、"法の基準を満たしているので個別対応はできない。"という回答でした。
過去に、ボイラーからのノイズによるアマチュア無線受信障害をメーカー対応で解決した経験があったのですが、今回のメーカーはつれない対応で残念でした。

ネット上に、蛍光灯のインバーター回路にノイズフィルタを挿入して、アマチュア無線受信障害を解決した記事がありました。

とても良い記事ですが、自己責任の伴うものですので、参考までの紹介とさせていただきます。

その他、電子レンジ・ボイラー・家庭内LANなどの切り分け試験も行いましたが、戸別受信に影響のある電子機器はありませんでした。
ちなみに、この写真はメーカーの協力によりアマチュア無線受信障害を対策した我が家のボイラーです。
とりあえず、特に大きなノイズ発生源となっていたインバータ蛍光灯をoff状態にしておくことにより、実用上、夜間の戸別受信状態は問題がなくなりました。
【昼間は良く聞こえるのに、夜だけ全く入らない?】
数少ない読者からの質問をきっかけにして、『防災行政無線の戸別受信改善 その2』からバージョンアップしていきます。
飛騨山脈の支脈に囲まれ、豊かな自然が残り、四季折々の変化を見せてくれる飛騨地域。
しかし、自然の恵みとは裏腹に、近年は局地的な豪雨、台風、地震、豪雪など忘れたころに災害がやってきます。
この災害緊急時に重要な役割を担うのが「防災行政無線(同報無線ともいう)」です。

地形的条件から電波伝搬状況が良くないため、我が家の戸別受信改善として【屋内用簡易ダイポールアンテナの製作】を記事にしたのは5年も前のことです。
そんなつたない記事に対して、昨年の秋頃、同じような悩みを抱えている方から次のような要旨の質問を頂いておりました。
『受信機を取り替えたりアンテナをかまったり、放送を聴いてもらったりしたが、【昼間はよく聞こえるのに、夜だけ全く入らない。】
外部アンテナ工事では大掛かりになるので、当ブログを参考にして室内アンテナを作って取り付けてみたが効果は出なかった。』
その後、次のような提案をし、試していただきました。
①設置場所を中継局方向に近い位置で受信状況を探ってみる。
②戸別受信機は外部ノイズに弱いので電子機器から遠ざける。
③逆に受信機を電子機器に近づけてノイズ源を探す。
いづれにしても放送時間内で受信機が開放されている昼間でないと試験できないので大変です。
この読者はYLさんで、アンテナを自作したりフェライトコアのことを勉強したりとても一生懸命の方ですが、結局、何の役にも立たない話となり恐縮しました。

ある日、ノイズのことを少し考えていたら、ちょうどお昼の放送が始まりました。
いつもどおりきれいに受信できていましたが、質問の言葉を思い出しました。
"夜間になると入らない"。
昼にはなくて、夜になるとノイズを出すもの。それは「室内灯」です。
お昼の放送中に室内灯を点灯してみると、しっかりと受信ノイズがザーと増加しました。
そこで夜間に家中の室内灯のスイッチを入り切りしてノイズの発生状況を試験。
放送時間帯が限られているので大変でしたが、戸別受信機を設置している部屋のインバータ蛍光灯が我が家のノイズ源であることが判明しました。
念のため戸別受信機はAC電源ではなく乾電池駆動にして試験しました。
インバータノイズで受信がブロックされていることは判明しましたが、60MHz帯まで影響を及ぼすインバーター回路の原因までは特定していません。
その後、蛍光灯メーカーに対応策を依頼しましたが、"法の基準を満たしているので個別対応はできない。"という回答でした。
過去に、ボイラーからのノイズによるアマチュア無線受信障害をメーカー対応で解決した経験があったのですが、今回のメーカーはつれない対応で残念でした。

ネット上に、蛍光灯のインバーター回路にノイズフィルタを挿入して、アマチュア無線受信障害を解決した記事がありました。

とても良い記事ですが、自己責任の伴うものですので、参考までの紹介とさせていただきます。

その他、電子レンジ・ボイラー・家庭内LANなどの切り分け試験も行いましたが、戸別受信に影響のある電子機器はありませんでした。
ちなみに、この写真はメーカーの協力によりアマチュア無線受信障害を対策した我が家のボイラーです。
とりあえず、特に大きなノイズ発生源となっていたインバータ蛍光灯をoff状態にしておくことにより、実用上、夜間の戸別受信状態は問題がなくなりました。
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