時ならぬ落雷 その4【ローテーター復活】

<2009年09月23日>
ローテーター復活

【CQが回る回る】

 部品の手配がままならぬ田舎とあって、通信販売利用の度に余分に買ってしまい、結局ジャンク品が増えてしまう。
 
 さーて、当たりを付けた部品は交換した。
 通電してみることにしよう。

 おっ、アンテナ方位の指針が動いた。
 回転角指示ブリッジ回路のバランス点まで針が動いていく。
 三端子レギュレーターの出力電圧は正常。
 ここは予測どおりだ。


スピード高速
 次はスピードコントロール回路周辺だ。
 この回路は、AC100Vからモーターへの電源供給ラインとコントロール回路の直流電源をうまく重畳させてある。

 モータへのドライブでは、制御素子用トライアックの通電時間の長さを変えることにより、モーター回転への電源供給量を変えて回転スピードを変えている。
 
 この制御方式は一般的に見る調光器や調速器などと異なり、低速になる程ローターの回転ムラが生じるが、ローテーターに要求される起動トルクが低速時にも低下しないため低速起動が安定している。

 上の写真は、スピードコントロール高速時の波形。
 

スピード低速
 左は、スピードコントロール中速時の波形。



コントローラーー復活
 いよいよ、コントローラーとローテーターを接続。
 通電。アンテナ方位指針が動き出し、「時ならぬ雷で回らなくなった330度」を指示。

 次に、マニュアルで回転スイッチを操作してみる。
 右回転、左回転、しっかりと指針が追従していく。

 今度は、プリセットモードでVRの角度を変えてみる。
 こちらもプリセットした角度まで指針が動いていく。

 早速、外に走って行きタワーを見てみる。
 おー、しっかりとCQが回っているではないか。
 
 


端子配線
 コントローラー裏のリモートケーブル接続が、ご覧のとおり端子接続だ。

 いざと言う時のために、すぐ取り外しできるコネクタに改良してもらいたいものだ。

 今度は7ピンコネクタを探して、ケーブルの途中に入れることにしよう。



ローテータ本体
 今回の雷様のイタズラは最小限の被害で済んだ。
 年老いた田舎のラジオ少年の技量で修理できたので一安心だ。(えかったなあ。)
 
 タワーに上って、ローテーター本体を外すことになっていたら大騒動だった。・・・・・・
 




 

 
 

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