Arduino入門 その2【自動アンテナ切替器 Auto ANT Selector】

<2021年03月29日>
【OMさんより学問のすすめ】

とにかく実験してみる

 ようやくArduinoに入門したところで、ローカルOMさんより「Auto ANT Selector for JA2PTQ」というメールが届きました。

 OMさんが実用されている「ICOM CI-Ⅴ使用 自動アンテナ選択回路」のPICプログラムを、当局のANT環境に合わせてArduino Sketchに書き直していただいたのです。

 新しいことへのチャレンジ、OMさんよりの学問のすすめです。

 余談ですが「CI-Ⅴ(ファイブ)」をネット検索すると「CI-Ⅴ(ファイブ)」でも「CI-V(ヴイ)」でもヒットしますが、本家ICOMの取扱説明書では「CI-Ⅴ(ファイブ)」はヒットしません。Hi

屋根裏配管

 自動アンテナ選択を設置できれば、アンテナ増設が可能になりますが、配管を確認するために久しぶりに屋根裏に上ってみます。

 入線に苦労したことを思い出しましたが、現在の同軸ケーブルの一つをコンロールケーブルに入れ替えできるかが課題です。


見取り図・回路図

 OMさんの実物を見せていただいたり、ネジ一本の使い方まで初歩的なことを質問しても、OMさんは気長に付き合って下さいます。(感謝)

 分からないなりにOMさんの回路図を参考に、見取り図や回路図もどきを書きながら妄想を膨らまします。


部品発注

 ネット検索でデバイスデータを集めたり、回路図には表れない部品をリストアップし、ようやく発注にこぎつけました。

 Arduinoボードは屋外に設置するので、Sketchの変更時などにボードを簡単に外せるようにQIコネクタを初めて使ってみます。



シャック側基盤

 CI-Ⅴのレベル変換には2SC1815GRのコレクタ出力にしていましたが、コントロールケーブルが長いので低インピーダンスになるエミッタフォロワのほうが良いとのアドバイスをもらいました。

 なるほどとばかりに組み替えましたが、今度はH信号が3V台しか出なくなったので、接続抵抗のカット&トライで4V以上確保しました。(汗)

 今回初めてデジタルトランジスタなるものを知りましたが、デジタル信号の正負変換やLEDのON・OFFなど外付け抵抗なしで組める優れものです。

 基盤上に大きなLEDが載っていますが、うまく動作した暁にパネルに取り付ける予定のものです。(皮算用?)



Arduino基盤側

 こちらは屋外用のArduino側の基盤ですが、供給電圧を調整するのに高速スイッチングダイオードを直列に入れるという方法を教えていただきました。



ブルー基盤

 Arduinoボードを載せてみましたが、両方のブルーがマッチして意外と格好良くなりそうです。

 見た目だけでは動かないよという声も・・・



CI-Ⅴ

 CI-Ⅴ信号はデジタルトランジスタで受信しますが、ArduinoRXレベルに合わせるため正負反転を2段としています。



リレー駆動回路

 以前は見よう見まねで組むだけだったので、一発で動作することが少なく、基盤の裏はハンダのやり直しで黒焦げ状態でした。(汗)

 今回は回路を仮組みし、実験しながら進めています。(少しは進歩した?)

 リレー駆動をデジタルトランジスタで試してみたところ、LEDは点灯したものの20mAしか流れずリレーは駆動できません。

 結局オーソドックスに2SC1815GRで組み直したところ、気持よくリレーは駆動しました。(やれやれ)

 ちなみにLEDも青色にしました。(笑)


 

 
 

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