昭和のオシロスコープ その8【新2SC1326 連続稼働試験】

<2021年03月03日>
【重い腰を上げてから1ヶ月】

動作も安定し波形もキレイになった


新2SC1326 hFE測定

 迷子になっていた2SC1326が届いたので、早速デジタルマルチメーターでhFE測定です。

 アダプタのアダプタのお陰で足のセットも楽です。



選択

 hFEは「18・13・6」とバラバラです。

 在庫限りの3個しか入手できなかった上に、データシートがないのでhFEの適正値が分かりませんが、「18を白緑側」「13を白青側」に使いたいと思います。



足長にハンダ付け

 僅かな隙間からのハンダ付けは難しいですが、オシロのプローブを挟みやすくするために足長でハンダ付けします。

 待ちに待った2SC1326がキラリと光っています。


オシロ観測

 放熱フィルムを貼付して、ケースを閉めて電源オン。

 10分・30分・1時間・2時間・3時間・4時間、電源オンオフ繰り返し。

 波形はピクッともせず安定しているので、「オシロをオシロで見る」の再開です。



新2SC1326入出力波形

 新2SC1326は、+14.3dBAMPで出力波形がキレイになりました。



2SC1566出力波形

 垂直出力部の最終波形もキレイになりました。


垂直出力回路電圧

 パターンから起こした回路図に、緑色=交換前・赤色=交換後で各点のDC Vを書いておきます。



全交換部品

 電源入れっ放し状態では時間経過と共に熱が蓄積されて行きますが、2SC1326自体は放熱フィルムの効果で以前のように過熱することはありません。

 熱による劣化の寿命を延ばすには、更に垂直出力部を小型ファンで排熱してやれば万全ですが、これから先のことは、年老いた田舎のラジオ少年の方が心配です。(苦)

 今回のメンテナンスで交換した部品ですが、ちょうど1ヶ月で完結とします。(本当か?)



 

 
 

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