昭和の周波数カウンター その21【ケース組込み 謹賀新年】

<2021年01月01日>
【OVEN出力の外部基準信号分配】

学ぶことが多かったチャレンジ完結(追記 のはずだったが・・・)

 つたないブログをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます。
 2021年最初の記事です。本年もよろしくお願いいたします。

ブロックダイアグラム

 始まりは2019年2月17日、思わぬことでローカルOM局からQSYしてきた「昭和の周波数カウンター」。

 「重厚な業務機の解体、不良スイッチの全交換、OVENの外部基準信号分配実験、ルビジウム原子発振器まで登場した高精度ドリフト測定、REF DDS UNITの解析、注入レベル調整など」悪戦苦闘の末、『10MHz/IC-7610 20MHz/JST-135』の鳴き合わせができたのが、2019年5月4日でした。


ケース組込み
 どうにか形にしたまでは良かったのですが、外付けのケース加工がほったらかしでした。

 ようやく重い腰を上げたのが2020年も押し迫った年の暮れ。

 バラック状態だった外付け部分を組込み。

 回路自体は簡単ですが、ケース加工・同軸配線・接続ケーブルのBNCコネクタ付けなど結構時間が掛かります。


ATT
 一応組み上がったので、IC-7610&JST-135に接続するとこれまでどおり動作しています。


 ところがレベルを計ってみると、IC-7610のREFin-10dBmに対して分配outは-15dBm。

 よ~く考えてみると、10MHz ATTはIC-7610単独(2分配する前)で調整した「-16dB」のまま。

 IC-7610は動作していますが今後のために、測定レベルから換算して『-12dBATT』に変更します。

REFout 10MHz

 もうひと踏ん張り、配線を修正し再組立て。

 今度はIC-7610REFinとマッチングする『-10dBm』となり気持ちもスッキリ。


セットアップ

 最初から最後までローカルOMさんにお世話になり、21話にも及んだ『昭和の周波数カウンター物語』は完結です。(感謝!!!)

 出来上がった回路自体は簡単ですが、年老いた田舎のラジオ少年にとっては学ぶことが多いチャレンジでした。


【追記】
 のはずでしたが・・・

 たった1石のRF AMPですが、たまたま使ったのが手持ちの「J-FET 2SK125」だったために、またしても迷い道に入りました。(とほほ・・・)


 

 
 

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