PS3 YLOD修理 その1【PS3分解】

<2016年08月31日>
Yellow Light of Death

【ハンダクラック】


 我が家のPLAY STATION3が突然ダウン。
 電源を入れ直しても全く起動しません。
 年老いた田舎のラジオ少年はゲームはしないのですが、たまにDVDを見るので少し困ります。
 2ndに聞くと、"6年も経ったのでしょうがない。処分する。"というので、ダメもとで修理にトライすることにしました。

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 ネットを見ると通称YLODと呼ばれている症状のようで、たくさん記事があります。
 YLODとは "Yellow Light Of Death" の略、訳すと 死の黄色ランプ。
 電源ボタンを押すとランプが、赤→緑→黄色→赤点滅となり起動しない状態。

 上の動画はピンボケですが、何回電源をONしてもピピピッといって起動しません。(汗!)


ハンダクラック
 PS3のYLOD故障は普通のことのようで、ソニータイマーと揶揄されているほどです。
 よほど放熱設計が悪いのでしょうか。

 この故障はメイン基盤とチップを留めているハンダボール(鉛フリー)が収縮を繰り返すことでハンダクラックするようです。
 特に初期型のPS3は非常に高温になり、稼働中の高温と電源を切って冷えた時との温度差が収縮の理由と推測されています。


封印ネジ
 本体左横に封印シールが貼ってあり、それを剥がすとSONYの修理が受けられなくなるとのこと。
 自己責任で封印シールを剥がしましたが、今度は中のネジが特殊です。
 T型トルクスネジという形状で、専用工具はホームセンターで入手できました。

 最初から作業がストップしましたが、ようやく封印ネジをゆるめ、本体カバーをスライドして取り外します。
 続いてHDD本体を引き抜き大事に保管しておきます。


電源モジュール&ディスクドライブ
 組み立て時のために分解の手順や見取り図をメモしておき、ネジは小袋に入れておきます。
 上部カバーを外すと電源モジュールとディスクドライブが鎮座しています。

 各ユニットのコネクタ配線を慎重に引き抜きますが、フラットケーブルコネクタのロック機構が外れてしまい元に戻すのに焦ってしまいました。

 長年のホコリもたまっているので、その都度エアーで飛ばし綿棒などできれいにします。


上部板金
 今度は、メイン基盤の上部カバー・HDDカバー・USBインターフェース基盤カバーが表れます。
 各種のネジがありますのでキチンと記録しておきましょう。

 メイン基盤上部カバーにある斜めの金具は、基盤とヒートシンクを密着させるための板バネのようです。
 ネット上にはCPUと板バネの間に1円玉を挟み込んで、より密着度を上げようとする強者が見えました。
 基盤の歪みを促進するような気もしますが・・・。



メイン基盤
 ご本尊のメイン基盤のお目見えです。
 ネット上ではPS3 YLOD修理をリフローと記述されていますが、果たして上手くリフローできるでしょうか?

 リフローとは、「リフローハンダ付け」を略した言い方で、あらかじめ常温で付けておいたハンダを、後で加熱して溶かしてハンダ付けすることのようです。



下部シャーシー
 下部シャーシーまで解体しました。
 白っぽく四角い部分は、CPU・GPUのヒートシンクです。
 べっとりグリスが付いていますが、塗りすぎではないかと思います。

 下部シャーシーを外すと冷却ファンがあるので、溜まったホコリをきれいに掃除します。(写真撮るの忘れました。)



PS3部品
 無事にPS3が解体されました。
 ネット上にはブログ解説やYouTube動画などでいろいろな方法が書かれています。

 じっくり見て修理方法を決めたいと思います。(あくまで自己責任!!)



 

 
 

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