PS3 YLOD修理 その2【道具調達】

<2016年09月03日>
修理方法は如何に

【ネットでポチッ】


PS3の分解はできたので、問題はどうやって直すかです。

 ①SONYに修理依頼する。
    メイン基盤を交換するようですが、16,800円(上限金額)必要。
    DVDプレーヤーを買うか、もう少し足してPS4を買うか。

 ②半田ごて
    CPU・GPUはピンが外側に出ているタイプではないので「半田ごて」は全く役に立たない。

 ③ドライヤー
    PS3の背面部の排気口からドライヤーで熱風を送り内部の温度を上げることで
   "ハンダ"を膨張させハンダクラックを一時的に解消する。
    分解することなくできるが、一時的な応急措置で故障再発までの時間が短い。
    この方法はあくまでバックアップしていなかったデータを救出するのが目的。

 ④ヒートガン
    ヒートガンでCPU・GPU周りを直接加熱し、ハンダボールを溶かし再半田する。
    フラックスを併用する。
    この方法でも再故障するが、再発までの時間は長い。
    分解するため、二度とソニーに修理してもらえない。

 ⑤熱伝導グリス
    熱伝導性の高いものを再塗布する。


ヒートガン
 ヒートガンによる方法がストレスが少なく長持ちしそうに思います。

 一口にヒートガンといっても2,000円台から数万円までピンキリです。
 温度の強弱切り替えのものは安いのですが、温度が管理できるほうが安心です。
 


温度調節
 業務用のように精密なものは高価なので、値段もそこそこで"マイコン制御デジタル温度表示"という触れ込みの本品にしました。

 三段階の切り替えスイッチに加え、温度コントロール+-ボタンで細かく調整できそうです。



フラックス
 以前の認識ではフラックスはできるだけ使用しないということでしたが、どうも間違っていたようで、フラックスとハンダを溶かす温度管理が上手なハンダ付けのコツのようです。

 特に鉛フリーハンダになってからは顕著です。



熱伝導グリース
 いろいろな解説を見て、銀ベースの熱伝導グリスで高い熱伝導率の本品にします。
 熱伝導率は「9.24W/m・℃」です。



ヘラ
 塗布用のカード型へらも使いやすそうです。



導通改質剤
 これは手持ちの導通改質剤で、ちょっと高価ですが以前に入手したものです。
 8nm(ナノメートル)の純銀・超微粒子が不良接点部の小さな傷を埋めて、導通を復活します。



エレコンアップ
 スイッチ・ボリューム・コネクタ・基盤端子など不良接点部をきれいにしてから塗布するだけ。
 効果は実証済です。




特殊ネジドライバー
 これは最初に購入した、封印ネジのトルクスネジや一般的な小型ネジのドライバーセットです。
 あと、電子パーツクリーナーやエアーダスタも準備します。



 道具が揃えば実行あるのみですが、ダメもとでの修理結果は・・・?
 あくまでも技術的な興味でのトライですので!!

 

 
 

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