タワー建設日記 その3 【楽しいけれども悩ましい】

<2007年12月02日>
タワーアニメ
本当に建つのかなー

【お隣さんも心配】


 OMのサイトを覘いてみると、クランクアップタワーやローバンドのフルサイズアンテナがずらりと並んでいる。
 自分もすっかりその気になり、明日にでもタワーを建てようと意気込むのだが・・・、現実は厳しく課題は多い。


【少ない予算】
 一大決心したものの、先立つものは厳しい。
 タワーは高くて安全なものがいいのだが、条件に比例して予算が嵩む。
 また、工事費のファクターも大きくなる。
 

 若いときなら穴掘りなど自前でやるのだが、年老いたラジオ少年ではそうもいかない。(引越し前は、12m高の木柱2段継ぎを使っていたが、穴掘りから建柱まで自前でやった。)

 通信業者の見積りを取ったりサイトで調べてみるが、妥協できる金額ではない。 
 あちこち業者さんに声をかけているうちに、河向かい(隣町)に鉄塔工事を専門にしている方が見えると聞き、早速見積もり交渉を行なった。
 手馴れていることと、本業の合間を見てやるということで安く請け負ってもらった。
 本当に良い業者さんなので実名を出したいのだが、内緒である。
 (ネットで宣伝しましょうか。と言ったら、忙しくなるので止めて、と言われた。) 

 Excelで積算表を作り、アンテナ・ローテータ・ケーブル・インターフェア資材などを加算していくと、けっこう嵩んでくる。
 お金をかければ立派な設備ができるが、自分のアクティビティや、小遣い+XYLの理解の範囲でやるのが平和の道である。


【限られた敷地】
 引っ越してきた場所なので、以前のような訳には行かない。
 いわゆる新参者なので、圧迫感を感じさせない設備、越境しないアンテナ、安全な工事などを心がけ、近隣とのコミュニケーションを大事にしなければならない。
 (OLD QTHでは、ラジオ少年として、近隣のテレビの調整やちょっとした家電の修理をしてコミュニケーションを図っていた。)

 台風時などの安全面ではクランクアップタワーが魅力だが、予算的に手が出そうもない。


【電波防護指針】
 ハイパワー化を考えると電波防護指針をクリヤしなければならない。
 近隣との離隔を取るためには、タワーは高ければ高いほど良いのであるが、その分予算も嵩んでいく。

 KW局は格好いいのだが、自分の運用内容などから考えるとパワーに関しては適当な所で妥協できる話である。
 もともとQSOより物づくりを楽しむほうなので、アンテナを工夫することにしよう。


【建築確認申請】
 タワーも建築物であるため、地上高15m以上では建築確認申請を行い許可を得なければならない。
 あれこれ考えている間に、耐震偽造事件から建築確認が厳格化され、許可が降りるまで相当の時間がかかるようになった。

 以前は、申請内容に誤りがあっても一部修正できたのだが、法改正後は一字でも誤りがあると受け付けてもらえず、再び新規の申請となってしまう。


 タワーとアンテナが決まるまで、かなりの時間を要したが、年老いた田舎のラジオ少年が発注したものは・・・


 

 
 

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