受信環境ノイズ源さがし その2【探索ラジオ】

<2019年10月03日>
National Panasonic COUGAR113

【ジャイロ・アンテナ恐るべし】


COUGAR113

 受信ノイズ源さがしにと、ローカルOMさんがトランジスタラジオを貸していただきました。

 このCOUGAR113は今でも人気があり、当時の発売価格よりも高値で取引されているようです。

 横型のデザインで、ブラック・メタリックで仕上げられたボディはなかなか格好がいいです。


 高周波増幅部にはFETを使用、ファイン・チューニング・ツマミも付いておりBCL向けです。

 また、松下電機独特のジャイロ・アンテナを装備し、FM・MWと短波帯をフル・カバーしています。

 受信可能周波数
  FM:76~90MHz ・ MW:525~1605kHz ・ SW1:3.9~12MHz ・ SW2:12~30MHz

配電線路

 自宅前の道路両側に配電線路が2系統あり、アンテナにとても近いです。



柱上トランス

 遡ること11年前、テレビがアナログ放送の頃、2チャンネルに「チラチラノイズ」が入ることがありました。

 アナログ放送の時代にはよくある現象だったらしく、すぐに電力会社で碍子を交換してくれ、ノイズは消えました。

 この時も、夜間や雨天時に入らず、晴天のときにノイズが現れました。

 その後地上デジタル放送になってからは碍子ノイズの影響を受けなくなったのだと思います。


電柱ノイズ

 探索ラジオで中波帯下限にダイヤルを合わせると「ガーッ」というノイズ音が大きく聞こえます。

 それに加えて、晴天の午後(18MHzバンドノイズが大きくなる時)には、「パリッ パリッ」というスプラッタのような音が拡がっています。



交通信号機

 近くには交通信号機もあります。



交通信号ノイズ

 制御ボックスに探索ラジオを近づけると中波帯で「ザーッ」と大きなノイズが受信できます。



 なお、電柱下や信号制御器ともに、短波帯ではノイズは確認できませんでした。

 細かい分析は難しいですが、かなり時間が掛かりそうです。

 それから、探索ラジオのジャイロ・アンテナを90°回転してやると、受信しているノイズが嘘のように静かになります。  (ジャイロ・アンテナ恐るべし。!!!)

 

 
 

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