インターフェア対策 その5【見事にTVI発生】

<2008年02月06日>
記念すべきオンエアが?

【基本波によるブースターの混変調】


VHF帯にTVI発生
 アンテナ整備と並行して、送信側でのインターフェア対策もひと通り行なった。

 TXのすぐ近くにアナログTVを設置。
 QUADの方向を自宅のTVアンテナへまともに向けて、いざ、テスト電波の発射。

 記念すべきOn the air のはずが、見事に、TVI発生。
 VHF帯の中でも特に2CHが強力だ。

 我が家は強電界地域なのだが、各部屋への分配のために30dBのブースターを入れている。
 取り合えずブースターの入力をはずし、分配器へ直接入れた状態ではTVIは皆無になった。

 基本波によるブースターの混変調のようだ。



RF電流測定
 ためしにブースターの出力をRF電流計で測定してみると、同軸に強力な高周波電流が流れている。

 このデジタルRF電流計は山村英穂氏が開発されたもので、インターフェアを数字として捉えることができる大変な優れものである。
  (CQ誌2003年8月号に記事掲載) 
  (HAM Journal誌 №112冬号にアップデート記事掲載)

 若かりし頃は、ただSWRが下がりさえすればOKという位の認識しかなく、インターフェア対策は神業のような存在だった。

 「電波障害対策基礎講座」と「デジタルRF電流計」のお陰で、大した知識もない年老いた田舎のラジオ少年でも対策できるのは本当にありがたい。



ディップメーターでfc測定 有り合わせの部品でフィルタ作製

 取り急ぎ、手持ち部品で「コモンモードフィルタ+HPF」を作り、ブースターの入力に入れるとTVIはおさまった。






UHF帯はTVI皆無 地上デジタルも皆無

       UHFアナログ放送CH             地上デジタル放送CH


 UHF帯のアナログ放送はブースター経由でもTVIは皆無だった。
 もちろん、地上デジタル放送も全く問題なし。

 2011年にはアナログ放送が終了し、地上デジタル放送になってしまう。
 そのときに合わせてハイパワー化しようかな。

 いやいやインターフェアはテレビだけではない。・・・


 

 
 

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