方向性結合器の代替にアンテナ切替器
【-50dBcを体感】
【追記 本格測定のOMさんは、-55dBc】
IMD測定は、方向性結合器⇒ATT⇒スペアナという構成できっちりと行われますが、年老いた田舎のラジオ少年には高嶺の花、ということでSDRによる簡易測定に挑戦です。(苦)
「SDR-HF001」にはHFコンバーターがあるので直接入力できるのですが、ローカルOMさんのアイデアで改造していたJST-135のIFout信号をSDRに接続します。
ところが、3rdIMD測定結果は不規則で、条件が良い時で-40dBcがやっとでした。(ガックリ)
何回も試行錯誤した結果、ようやく安定して測定できるようになったので本記事を書き始めました。

【改善の1点目】
ダミーロードの漏れ電波を短いリード線で拾っていたため、入力レベルが不安定な上、訳の分からないスプリアスが発生。
方向性結合器の代わりに、アンテナ切替器のオープン側に漏れている信号を同軸ケーブルでJST-135のANTコネクタへ接続すると、測定信号は安定しました。
【改善の2点目】
測定の途中で過大入力があったのかSDRのTVドングルが昇天。(アチャー)
2代目TVドングルをセットしているとき、「ExtIO_RTL2832.dll」から「ExtIO_RTL.dll」に変えたところ、HD SDRのノイズフロアが-80dBから-125dBへと-45dBも改善。
これぞ怪我の功名、以前は大きな入力信号が必要でしたが、小さな信号でも測定できるようになりました。
【改善の3点目】
入力信号が安定したため、JST-135・SDR-HF001のRF部のレベル設定がやり易くなりました。

RF信号回路以外に、ツート-ン信号発生用のWaveGene・パソコンのサウンドカード・HD SDRの影響も大きいと思われるので、メーカーの数値とは乖離がありますが、「3rdIMD -50dBc」を見られたことは感激です。

WaveGeneのツート-ン信号をパソコン経由のWaveSpectoraで見るとS/N≒80dBあるのですが、IC-7610本体とSDR簡易測定系の複数のRFデバイスやSOUNDデバイスを通過してきたシングルトーンのC/Nはこんなものでしょうか。(汗)

f1=1000Hz f2=1600Hz
DPD OFF
3rd IMD ≒ -30dBc
△印の信号は、
「f2-f1=600Hz」ですが発生要因は不明で、f1 f2を変化させると差分として同様に変化します。
なお、WaveGeneのツート-ン信号をパソコン経由のWaveSpectoraで見ても、△印の信号はありません。(謎?)

f1=1000Hz f2=1600Hz
DPD ON
3rd IMD ≒ -50dBc

疑似音声信号がないので、ホワイトノイズを入力してみました。
DPD OFF
逆サイド ≒ -25dB

ホワイトノイズ
DPD ON
逆サイド ≒ -40dB

IC-7610の送信MONITORのAUDIO SCOPE表示ですが、ファイナル回路前の信号なので3rdIMDは見えません。
前述の△印、ツートーン信号の差分が-50dB表示しています。

今回のSDR簡易測定に当たって「SSBの基本とお気に入りの音作り JA1RPK/OM著」を教本として、測定方法・ツートーン信号の考え方などを再度勉強させていただきました。(感謝)
【追記】
後日、年末のご挨拶を兼ねてCallさせていただきましたが、OMさんがきっちりと測定した結果「-55dBc」だったとのことでした。
年老いた田舎のラジオ少年は、「来年は、リニアアンプと連動したDPDの記事をお願いします。」などと、厚かましくもリクエストしたのでした。(汗)
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【-50dBcを体感】
【追記 本格測定のOMさんは、-55dBc】

IMD測定は、方向性結合器⇒ATT⇒スペアナという構成できっちりと行われますが、年老いた田舎のラジオ少年には高嶺の花、ということでSDRによる簡易測定に挑戦です。(苦)
「SDR-HF001」にはHFコンバーターがあるので直接入力できるのですが、ローカルOMさんのアイデアで改造していたJST-135のIFout信号をSDRに接続します。
ところが、3rdIMD測定結果は不規則で、条件が良い時で-40dBcがやっとでした。(ガックリ)
何回も試行錯誤した結果、ようやく安定して測定できるようになったので本記事を書き始めました。

【改善の1点目】
ダミーロードの漏れ電波を短いリード線で拾っていたため、入力レベルが不安定な上、訳の分からないスプリアスが発生。
方向性結合器の代わりに、アンテナ切替器のオープン側に漏れている信号を同軸ケーブルでJST-135のANTコネクタへ接続すると、測定信号は安定しました。
【改善の2点目】
測定の途中で過大入力があったのかSDRのTVドングルが昇天。(アチャー)
2代目TVドングルをセットしているとき、「ExtIO_RTL2832.dll」から「ExtIO_RTL.dll」に変えたところ、HD SDRのノイズフロアが-80dBから-125dBへと-45dBも改善。
これぞ怪我の功名、以前は大きな入力信号が必要でしたが、小さな信号でも測定できるようになりました。
【改善の3点目】
入力信号が安定したため、JST-135・SDR-HF001のRF部のレベル設定がやり易くなりました。

RF信号回路以外に、ツート-ン信号発生用のWaveGene・パソコンのサウンドカード・HD SDRの影響も大きいと思われるので、メーカーの数値とは乖離がありますが、「3rdIMD -50dBc」を見られたことは感激です。

WaveGeneのツート-ン信号をパソコン経由のWaveSpectoraで見るとS/N≒80dBあるのですが、IC-7610本体とSDR簡易測定系の複数のRFデバイスやSOUNDデバイスを通過してきたシングルトーンのC/Nはこんなものでしょうか。(汗)

f1=1000Hz f2=1600Hz
DPD OFF
3rd IMD ≒ -30dBc
△印の信号は、
「f2-f1=600Hz」ですが発生要因は不明で、f1 f2を変化させると差分として同様に変化します。
なお、WaveGeneのツート-ン信号をパソコン経由のWaveSpectoraで見ても、△印の信号はありません。(謎?)

f1=1000Hz f2=1600Hz
DPD ON
3rd IMD ≒ -50dBc

疑似音声信号がないので、ホワイトノイズを入力してみました。
DPD OFF
逆サイド ≒ -25dB

ホワイトノイズ
DPD ON
逆サイド ≒ -40dB

IC-7610の送信MONITORのAUDIO SCOPE表示ですが、ファイナル回路前の信号なので3rdIMDは見えません。
前述の△印、ツートーン信号の差分が-50dB表示しています。

今回のSDR簡易測定に当たって「SSBの基本とお気に入りの音作り JA1RPK/OM著」を教本として、測定方法・ツートーン信号の考え方などを再度勉強させていただきました。(感謝)
【追記】
後日、年末のご挨拶を兼ねてCallさせていただきましたが、OMさんがきっちりと測定した結果「-55dBc」だったとのことでした。
年老いた田舎のラジオ少年は、「来年は、リニアアンプと連動したDPDの記事をお願いします。」などと、厚かましくもリクエストしたのでした。(汗)
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