IC-7610 その17【ADCヒートシンク 押さえ金具】

<2023年01月06日>
熱伝導性両面テープ&アルミ板押さえ金具

【SUB側は、一度たりとも発症していない】
【追記 やっぱりPCは押さえている】


型取り

 応急措置の熱伝導性両面テープですが、ヒートシンクの接触面がギザギザなので接着力が弱い感じです。

 そこで、「Unión de Radioaficionados Españoles」スペインアマチュア無線協会(URE)の技術フォーラムで見つけた押さえ金具を真似てみようと思います。

 現物合わせで、紙をのせて鉛筆でこすり出します。



0.3mm厚銅板加工

 ノギスとコンパスでも測ってみましたが、現物合わせをしながら銅板を加工します。



銅板押さえ金具

 一応取付けてみますが、やはり柔らかいので押さえる力が弱く、今一つです。



0.5mm厚アルミ板加工

 銅板を型紙代わりに、現物合わせをしながら0.5mm厚アルミ板を加工します。



アルミ板押さえ金具

 ADCとヒートシンクの放熱に、熱伝導性が高いCPU用グリス(熱伝導率9.24W/m・℃)も試してみましたが、完全回復ということにはならなかったので、結局「熱伝導性両面テープ&アルミ板押さえ金具」という組み合わせにします。

 今度は押さえる力があります。(1mm厚なら、もっとFB)



 押さえ金具取付後のADC障害の発生状況ですが、一度だけ、電源を入れてからおよそ10分後に再発しましたが、しばらくすると自己回復しました。

 本体が冷えている時・室温が高い時にオンオフを繰り返したり、長時間運用したりしながら様子を見ていますが、その後は再発していません。

 また、必ずしも高温の時に再発する訳でもありません。

 ヒートシンクが剥がれたことによる放熱不足でADC自体にダメージを与えたとしても、SUB側は一度たりとも障害は発生しておりません。・・・

【追記 やっぱりPCは押さえている】

PCの押さえ金具
 やっぱりというか、そうだよなー。

 デスクトップPCを開けてみたら、ちゃんと押さえてあります。

 ICOMさん、お願いしますよ。



 

 
 

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