SDR体験 その10【インストール WindowsXP編】

<2016年04月25日>
コツはXP用ドライバ

【分割でセットアップ】

WindowsXPにセットアップ
 Windows7PCにセットアップしたSDR-HF001でそれなりに楽しんでいましたが、日常的に使うPCのためシャックに常設しておらず、結局 SDR受信のたびに立ち上げるのが億劫になっていました。

 そこで、サービスが終了し、お蔵入りとなっていたWindowsXPへのセットアップを試してみました。
 

 最初はWindows7のようにスムーズにインストールできませんでしたが、セットアップファイルを別々に準備し分割してインストールすることにより、WindowsXPパソコンでも、SDR-HF001&HDSDRが働くようになりました。





ドングル用セットアップファイル
 WindowsXPはセキュリティ上、インターネットに接続できないため、別のPCでセットアップファイルをダウンロードします。



 一つ目は、「ExtIO_USRP+FCD+RTL2832U+BorIP_Setup.zip」。
 「http://wiki.spench.net/wiki/USRP_Interfaces#Installer」からダウンロードします。


USB driver installation made easy
Zadig for Windows XP
 二つ目は、WindowsXP用のドライバ「zadig_xp_2.2.exe」です。
 「http://zadig.akeo.ie/」の「Zadig for Windows XP」からダウンロードします。



HDSDR_install
 三つ目は、「HDSDR_install.exe」です。
 「http://www.hdsdr.de/」から最新版をダウンロードします。



dll
 四つ目は、「ExtIO_RTL.dll」です。
 「https://github.com/josemariaaraujo/ExtIO_RTL/raw/master/Release」からダウンロードします。
 32ビット版も、ここにあるものを使います。
 



installer
 セットアップファイルが準備できたので、ダウンロードしたファイルをWindowsXPパソコンに移し、順次インストールしていきます。


 最初は、「ExtIO_USRP+FCD+RTL2832U+BorIP_Setup.zip」ファイルを解凍。
 解凍した「ExtIO_USRP+FCD+RTL2832U+BorIP-1.6BETA3_Setup.exe」をダブルクリックするとInstallerが表示されますので、Windows7の要領で進めていきます。

 途中でドライバのインストール(Zadig)のダイヤグラムが出てきますが、このSetupで扱うドライバはWindows Vista以降であるため、「いいえ(N)」をクリックし、ウィザードを「Finish」します。


Zadig for WindowsXP
 さて、二つ目がXPへUSBドライバをうまく認識させる肝心なところです。

 「zadig_xp_2.2.exe」を実行すると、Windows7の時と同じようなZadig画面が表示されますが、そのままインストールボタンを押してはいけません。

 DriverのUSB受け取り側はデフォルトで「WinUSB(V6.1.7600.16385)」となっていますが、「libusb_win32(V1.2.6.0)」に変更します。
 そして「Replace Driver」をクリックすると、XPへのドライバのインストールが成功します。



HDSDR
 三つ目は、「HDSDR_install.exe」を実行するとHDSDRセットアップウィザードが開始されますので、Windows7と同じ要領で進めます。
 




 最後に、「ExtIO_RTL.dll」を「HDSDRフォルダ」にコピーし、セットアップは完了です。

 ちょっとCPUが非力でRFモードでの録音はできませんが、JST-135の第一IF(70.455MHz)バンドスコープとして、常時SDR受信ができるようになりました。

 
 


 

 
 

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