リミッティングアンプ製作 その11【組立完了】

<2008年01月25日>
組立完了

【2号機と2トラ38オープンデッキ】

オペアンプ選別用治具
 先ずは、誤配線がないか頭を冷やして確認する。

 続いて火入れ(火はないか?)であるが、2号機ではICソケットを使用したためこの時点で素子は取り付けていないのでゆっくり電源回りを点検する。
 
 OKだったら素子を差し込んで動作させたいところであるが、その前に大事なことがある。


 OPアンプのオフセット電圧が0.3mV以下のものを選別しなければならない。

 しかし、昔ながらのアナログテスターしかもっていなかったため、OMさんからmVが測れるデジタルテスターを頂戴することになった。(またしても感謝感謝である)

 簡単なOPアンプ選別用治具を作ったが、記事では+15V−15V電源を用意することになっているが、写真のように9V乾電池を代用しても差し支えない。
 
 FETについては他の部品を注文するときにペアがあったので別途購入してしまった。


 なお、これからチャレンジされる方は、CQ誌の記事の一部変更、注意点、製作過程などが氏のサイトに懇切丁寧に掲載されているので確認された方がよい。
 (氏のサイトへのLINKは「その8」へ。)

 ちなみに、個人的には三点の変更を行なった。
   第一に、マイク入力のコネクタをキャノンコネクタに変更した。
        ただし、平衡型にはしていない。
   第二に、手持ちTXのマイク入力が−70dBであるため、outputに約20dBのATTを入れた。
   第三に、余っているIC6B(LF412N)を使ってラインアウトを増設した。
        TXのマイク回路に左右されずにBMに近いところでinputできるのでFBである。
 


2トラ38オープンデッキ
 選別もできたのでICをソケットに挿入し、スイッチオン。
 CQ誌の記事に従い確認・調整を済ませる。

 いよいよマイクを取り付けるが、音源として地声ではBFなのでオーディオSPからFM放送やCD音楽を流しマイクから集音。
 
 すると、リミッティングレベルメーターが振れ、モニターのヘッドフォーンからは小気味良い音が聞こえてくる。

 続いて、長年根気にメンテナンスをしている2トラ38のオープンデッキへMICOUTとLINEOUTの2系統で接続し、交互に視聴してみる。



0VU
 VUメーターがアナログ的に心地よく振れてくれ、オープンデッキのヘッドフォーンからはFBな音が聞こえてきた。

 とてもうれしいので、細かい調整は後にして、開発者である森下OMに御礼のメールをさせていただいた。

 後で知ったのだが、氏のサイトに作品の一端として紹介されており、大変恐縮することに。・・・・・・


 

 
 

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