インターフェア対策 その1【電波を出さなければ"I"はない】

<2008年02月02日>
電波を出さなければ、"I"はない。

【ご近隣あってこその再QRV】

電波障害対策基礎講座

 昨年の内に、どうにか電波が出せる状況にはなったのだが、勇んで電波を出す前にインターフェアの確認をしなければならない。

 写真の電波障害対策基礎講座に、「電波を出さなければ電波障害は起こらない。」旨の記述があった。
 
 いくら国家資格だからといっても、ご近隣には全く関係のない話であって、正しくおっしゃるとおりである。

 100W局なので大して参考にもならないが、ハイパワー化の勉強も兼ね備忘録として書くことにしよう。

 
 タワーやアンテナ整備と並行して、本を参考にインターフェア対策を行なった。
 田舎にいても必要な材料はネットで手に入る。(ありがたい時代だ。)

 TXの後ろには、コモンモードフィルタ、LPF、ACラインフィルタ、コネクタには分割型コア、そしてQUAD直下にもコモンモードフィルタを装着。

 
 TXのすぐ近くにアナログTVを設置。
 QUADの方向をTVアンテナへまともに向けて、いざ、テスト電波の発射。

 記念すべきOn the air のはずが、見事に、TVI発生。
 

 我が家は強電界地域なのだが、各部屋への分配のために30dBのブースターを入れている。
 ブースターの入力をはずし、分配器へ直接入れた状態ではTVIは皆無になった。
 基本波によるブースターの混変調のようだ。

 ためしにRF電流計で測定してみると、TV配線の同軸に強力な高周波電流が流れている。
 取り急ぎ、手持ち部品で「コモンモードフィルタ+HPF」を作り、ブースターの入力に入れるとTVIはおさまった。


 
 ということで、たかが100Wされど100W。
 油断は禁物。
  
 何といっても、ご近隣あってこその再QRVだ。・・・



 

 
 

コメントする

Gifu. JST: