キュビカルクワッドにチャレンジ その10 【クワッドのマッチング】

<2007年12月28日>
ワンフィード同軸型マッチング

【ガンマーマッチ】

 アンテナはどうにか上がったのだが、このままでは「仏作って魂入れず」になってしまう。

 パーフェクトクワッド社製の心臓部ともいえる「マッチングシステム」。
 ガンマーマッチとは何ぞや。

 例によって、取扱説明書やハムジャーナル誌を何度も繰り返し読んでみる。
 そして、自分なりに見取り図を描いてみる。

 下図は、14・21・28MHzの3バンドを1本の同軸で給電できる「3バンドワンフィード同軸型マッチングシステム」を図化したもの。

 今回は、5バンドなので、18・24MHzの「2バンドワンフィード同軸型マッチングシステム」が裏側に付く。(図では省略)
 

クワッドのマッチング





 調整の要領

1.フェーズラインの銅線を0.5mmぐらいのスズメッキ線でエレメント上
 とフェーズラインの長さの両方をスライドできるように仮バインドする。

2.マッチングコネクタから約30cmぐらいの同軸でSWR計または
 MFJ−259Bなどの測定器を付ける。

3.ゴム手袋などをはめて3点の調整をする。

4.アースポイントからインピーダンスポイントの距離

5.フェーズラインの長さ

6.4と5を繰り返しヌル点が出たら、同軸の抜き差しによりSWRを下げる。

7.14MHzだけ単バンドでやり、うまくいったら14MHzはそのままで
 次に21MHzと、ワンバンドずつ合成していく。

8.3バンド共SWRが個別に下がったらもう1回調べ、悪いバンドがあれば
 再補正する。

9.21・28MHzはSSBの中心バンド(21.200MHz・28.500MHz)で
 調整すればいいが、合成ガンマーマッチの場合、14MHzだけは電信バン
 ドの方にバンド幅が延びないため14.080MHzぐらいに調整する。

10.調整後、インピーダンスポイントのハンダ付け、同軸コンデンサーの
  防水処理をする。


 ということになるが、こんなにうまくできるかなあ。・・・



 

 
 

コメントする

Gifu. JST: