430MHzアンテナ その6【ジャンク品 DAIWA リニアアンプ&受信プリアンプ】

<2022年11月09日>
軒下設置で損失改善

【430MHz伝搬解析の謎は残る】
【追記 FT-736 ALC Power調整】



DAIWA DLA-25H
 配線系の損失改善は一段落したので、430MHzでアクティビティが高いローカルOMさんがアンテナ直下に設置されている受信プリアンプを検討してみます。

 製品としては海外メーカー製がありますが高価なので、代用品として卓上用の受信プリアンプを軒下に設置することを考えてみましたが、現用のFT-736のPowerは10W以下なのでリニアアンプも必要です。

 久しぶりにオークションを見てみると、430MHzリニアアンプは希少価値となっているのか入札者も多く高額です。

 そんな中「DAIWA DLA-25H」を見つけましたが、ジャンク品で送信出力が25Wなので入札者が誰もいません。

 迷いましたがエイヤーで落札。(汗)


【追記 FT-736 ALC Power調整】
 DLA-25Hは、5Winputで25Woutputなので、ケーブル損失を考慮してFT-736の出力を調整しました。

 430MHz ALC UNIT VR7004⇒10W⇒同軸配線損失⇒DLA-25H 5Winput
 144MHz ALC UNIT VR6002⇒5W DLH-25H保安のため5Wに絞りました。

稼働テスト

 数日後届いたので、早速FT-736に接続してみると一応の動作はしているので故障品ではなかったようです。(ホッ)

 ダミーで測定してみると送信出力は25W出ているし、過大入力時のプロテクタも働きます。

 しばらくは卓上で使っていましたが、やはりアンテナに近いほうがFBなので軒下設置用の材料を発注しました。



屋外プラボックス

 アンテナ直下とまではいきませんが、屋外用プラボックスに収納し、DC電源ケーブルを追加配線します。





 配線系の改良後でもANT直下までの損失は「≒-2.67dB」なので送受信レベルは半減していましたが、今回の軒下設置により改善されたと思います。

 実際に山向こうのOMさんの信号を受信してみると、受信アンプONで「S1→S9+」まで上がりました。

 OMさん側の受信もリニアアンプONで「S2→S5」に上がったとのことなので、送信効率も良くなったと思います。

 これで完了かと思いきや、山向こうのOMさんとの伝搬は433.04MHzが最良点で、20KHz・40KHzと離れて行くとQSOできないレベルまで落ちていきます。

 困ったことに呼び出し周波数である433.00MHzも不安定なので、もうひと工夫が必要なようです。

 年老いた田舎のラジオ少年には、430MHzの電波伝搬は難題です。(泣)



 

 
 

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