アンテナ測定器 その10【MFJ-259B M型コネクタ交換】

<2021年05月07日>
思い切って解体修理

【インチピッチとミリピッチの混在は要注意】


Auto ANT SelectorのSWR測定

 Auto ANT Selectorのリレー・コネクタ基盤の配線ができたのでSWRを測定しますが、低い周波数帯でもSWR1.0になりません。

 あー、リレー・コネクタの配置や配線方法が悪いのでしょうか。(ガックリ)



M型変換コネクタ

 試しに、直接ダミーロードを測定してみてもSWR1.0になりません。(ウン?)

 MFJ-259BのM型コネクタはインチピッチのため通常のミリピッチコプラグとのかみ合わせが悪いため、変換コネクタを挿入しています。

 どうやらこの変換コネクタがSWR測定に影響しているようです。


MFJ-259B解体

 この際、思い切ってMFJ-259Bを解体してみます。


UHFコネクタ インチピッチ

 これが問題のインチピッチコネクタUHF型ですが、高価な測定器なので壊してしまったのでは元も子もありません。



ミリピッチとインチピッチ

 迷ったあげく、MFJ-259Bの構造をよーく見ながら慎重に分解します。

 取り外したインチピッチUHF型と交換するミリピッチコネクタです。



M型コネクタ交換

 構造が微妙に違い内部に収まらないので、外側からネジ止めし、無事組み戻しできました。(ヤレヤレ)

 変換コネクタタなしでダミーロードを測定してみると、MFJ-259Bの測定範囲170MHzまでSWR1.0になりました。

 これまで何気にM型コネクタを使ってきましたが、ミリピッチとインチピッチの混在は要注意です。(汗!!)


 

 
 

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