アンテナ測定器 その8【3.5/ 7/ 10MHz ダイポールアンテナ】

<2018年11月17日>
7MHzダイポール仮設から早9年

【取り合えずマルチバンド化】


クワッドとダイポールアンテナ
 
 キュビカルクワッド建設から11年。
 7MHzダイポールも、バンド拡張対応から9年。
 うーん。時の経つのは早いものです。

 これまで10MHzに興味がなかったのですが、ハイバンドのコンディションが悪くなってきたので何とかしたいなという気になってきました。

 いろいろと考えていると机上の空論に終わりそうなので、現実的にできることを考えてみます。
 現在ある7MHzダイポールに10MHzエレメントを加えるのが手っ取り早そうですが、結構老朽化しているので新設しました。


模擬図
 
 某DXer/OMが『アンテナは低くても曲げてでもフルサイズに限る。』と言われました。
 本当はバンドごとにフルサイズで上げたいのですが、敷地や配管の関係で、ダイポールでマルチバンド対応することにします。

 市販品を利用しましたが、途中に入っているコイルは、トラップかと思ったらローディングでした。
  
アンテナマスト
 
 理想ではタワーと反対側に電柱を建ててエレメント折り返しの起点にしたいところですが、そこまでの予算がなく頓挫しそうですので現実路線です。

 大屋根にできるだけ高いポールを立てたいので、2段つなぎのアンテナマストをネット注文しました。
 ところが、なんと今年の台風災害の影響で工場製造の見通しが立たないという理由で注文がキャンセルされてしまいました。

 仕方がないのでホームセンターにある資材で代用としましたが、どうにかポールを立てアンテナを張ることができました。
 年老いた田舎のラジオ少年は高所作業は苦手です。(危ない、危ない)

 

 アンテナアナライザ

 ようやくアンテナアナライザの登場です。
 前回は屋根の上で測定したのですが、今回は送信機の手元で測りました。

 左右エレメント4か所の上げ下ろし、調整ヒゲの切り詰め、SWR測定作業。
 3バンドあるので、屋根の昇り降りどれだけ繰り返したことか。(疲れた~)



3.5MHzベント

 3.5MHzを測るとSWRがふらつきます。(?)
 どうやらエレメントがタワーに近いため、風に揺られてSWRが不安定になるようです。

 タワーの近くでベントしているエレメントをロープで下方向に引っ張ることで安定しました。
 




7MHz

 さすがに7MHzはフルサイズなので、200KHz帯使えそうです。



3.5MHz

 3.5MHzは短縮率63%になり共振範囲が狭いので、取り合えずCW帯に合わせました。
 FT8の3573KHzは内蔵TUNERで無理やり波が出せる程度でしたが、今後運用してみてエレメントを短くするか悩みそうです。

 【さっそく追加修正です。】
 どうもCW_DXは難しそうなので共振周波数を上げました。
 FT-8で近場のDX、たまにSSBというスタイルになりそうですが3.5MHzは怖いのでワッチワッチです。(FT8でオフバンド結構います。Hi)


10MHz

 10MHzはエレメントの端が屋根に近いせいかSWRが高めです。
 FT8で使ってみると送受のレポート差が「-10dB」以上あります。



紅葉と白バイ

 見た目は地上高10m以上ですが、トタン屋根からは数メートルなので性能は欲張れません。
 しかしながらオンエアーできるバンドが二つも増えたので、冬シーズンに向けてハイバンドと違うDXを楽しみたいと思います。

 この写真はネタとは関係ありませんが、家の前で白バイが取り締まっていたのでパチリ。
 題して『紅葉と白バイ』(なんじゃそりゃ?)

 


 

 
 

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