FT8アプリケーション JTDX その2【160mJA向けの特別機能】

<2020年05月08日>
DX受信:1.840MHz⇒自動スプリット⇒JA送信:1.908MHz

【1.9MHzバンド拡張で不要になったのだが・・・】


1.9MHz 3.5MHz バンド拡張

 1.9MHzと3.5MHzがバンド拡張され喜ばしい出来事です。

 これまで3.573MHzのFT8では、呼び出し周波数を2000Hz以上にするとオフバンドとなっていましたが、バンド拡張により安心して使えるようになりました。


 1.9MHzはDXとJAのバンドプランが違ったため、1.840MHz受信⇒1.908MHz送信というややこしい運用が必須でした。

 これからは1.840MHz同一周波数でDX運用ができるようになったので、ダミーロードでテストしてみます。

CQ JA2PTQ TX 1.908MHz

 あれー、IC-7610をスプリット設定していないのに、自動的に送信周波数が1.908MHzに動いてしまいます。???


Fake it
 アンテナがないのでスプリット運用の経験がなく気が付かなかったのですが、JTDXには「1.840MHzでDX局を受信、送信は1.908MHzに自動QSY。」という「160mJA向けの特別機能」があったのです。



None My call DXコール


 JTDXの「スプリット操作を無し」に設定すると、文字どおり1.840MHz同一周波数での送受信となります。


設定 DXコール 160m JAとのクロスバンド


 試しに自局コールサインを「W1ABC」に仮設定し、「その他 160mBandでJAとのクロスバンド運用をする」にチェックを入れます。


CQ DXコール TX 1.840MHz


 すると、1.908MHz受信⇒1.840MHz送信というDX側のスプリット運用となりました。

 今回のバンド拡張で「160mJA向けの特別機能」は不要になりました。

 しかしながら、160mバンドで「送信オーディオ信号を常に1500から2000Hzの範囲におさめ、2倍3倍高調波を送信帯域外に押しやる」という[Split Opereation] Fake Itが使えないのは困ります。

 とは言え、1.9MHzのアンンテナを持っていない年老いた田舎のラジオ少年が焦ることはありませんが、今後JAのバンド拡張に合わせたバージョンアップがあるでしょう。(笑)

 

 
 

コメント(2)

ワイヤアンテナを張って160m FT8にチャレンジしています。JTDXを使用し1.840でコールしても国内局から全く相手にされず、なぜだろうと調べていたら貴局の情報に遭遇。JTDXには「1.840MHzでDX局を受信、送信は1.908MHzに自動QSY。」という「160mJA向けの特別機能」に設定されていることを知り、これを修正したら多くの国内局と交信ができました。ありがとうございました。

イマズミさん、コメントありがとうございます。
つたないブログ記事が役に立ったということで恐縮です。

年老いた田舎のラジオ少年が世の中についていくのは大変ですが、備忘録としてアップしています。
今後ともよろしくお願いします。

ちょうど冬のシーズン、大いに160m楽しんでください。

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