HV0Aは、「MSHVマルチスレッドモード」(not F/H) ⇒ 「15/45」Odd 奇数分送信
コール局は、「WSJT-X F/H HOUNDモード」 ⇒ 「15/45」Odd 奇数分送信 ???
【WSJT-X F/H HOUNDモードは、「00/30」Even 偶数分送信できない!!!】
事の発端は、HV0Aを「00/30」でコールしなければならないのに、HV0Aと同じタイミング「15/45」でコールする局が多数いたことでした。
おまけにJAのみならず海外の局も同様であり、不思議でした。
『DXを楽しんでいます。のはずが・・・その5【WSJT-X バグ??】』という記事を書きましたが、「CQ ham radio 2020年8月号」の「HV0Aに関するDX記事」で謎が解けたので、備忘録として整理しておきます。
最初に、過去のF/HのQSOを確認しておきます。

「4U1UN F/H 00/30 Even(偶数分送信)」のキャプチャー。
DX局は「00/30」偶数分でオンエアしており、
コールする側は「15/45」奇数分です。
応答周波数も1000Hz以下に誘導されており、通常のF/HDXペディションモードです。

「5R8UI F/H 00/30 Even(偶数分送信)」のキャプチャー。
DX局は「00/30」偶数分でオンエアしており、
コールする側は「15/45」奇数分です。
こちらも応答周波数が1000Hz以下に誘導されており、通常のF/HDXペディションモードです。
今度は、問題の「HV0A」のキャプチャーです。

DX局は1000Hz以下「15/45」奇数分でオンエアしています。
ところが、同じタイミング「15/45」奇数分でコールしている局が多数います。
また、JA局だけでなく海外の局もいます。
ここが大きな謎でした。???

どうやら、『HV0Aと同じタイミング「15/45」奇数分Oddでコールしていた局は、
「WSJT-X F/H HOUND」を使っていた。』というのが事の真相のようです。
そして、「HV0A」は「F/H」ではなく、「MSHVのマルチスレッド」でオンエアしていたようです。
おまけに、通常のF/Hのタイミング「00/30」Evenではなく、逆のタイミング「15/45」Oddでオンエアしていました。

WSJT-Xのユーザーズガイドをよく見ると、
TXevenをチェックすると、偶数分「00/30」に送信を開始とあります。

WSJT-Xを立ち上げ、F/H HOUNDモードで実験してみると、TXevenにチェックが入りません。
結局、WSJT-X F/H HOUNDモードでは、偶数分「00/30」では送信できないことが分かりました。(バグではなかった?)
それでも、「HV0AがMSHVマルチスレッドでオンエア」していることが分かった局は、「WSJT-Xの通常モード」でQSOできたと思われます。
MSHVマルチスレッドのDX局は、F/Hモードでも通常モードでも、逆のタイミングでコールすれば応答するようですが、「F/H or MSHV」の見極めは難しいことです。(汗)
一方、年老いた田舎のラジオ少年が使っている「JTDX」は「F/H HOUND」でも自動的にDX局と逆のタイミングでコールするので、意識することなく使えることが分かりました。(あー良かった・・・)
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コール局は、「WSJT-X F/H HOUNDモード」 ⇒ 「15/45」Odd 奇数分送信 ???
【WSJT-X F/H HOUNDモードは、「00/30」Even 偶数分送信できない!!!】
事の発端は、HV0Aを「00/30」でコールしなければならないのに、HV0Aと同じタイミング「15/45」でコールする局が多数いたことでした。
おまけにJAのみならず海外の局も同様であり、不思議でした。
『DXを楽しんでいます。のはずが・・・その5【WSJT-X バグ??】』という記事を書きましたが、「CQ ham radio 2020年8月号」の「HV0Aに関するDX記事」で謎が解けたので、備忘録として整理しておきます。
最初に、過去のF/HのQSOを確認しておきます。

「4U1UN F/H 00/30 Even(偶数分送信)」のキャプチャー。
DX局は「00/30」偶数分でオンエアしており、
コールする側は「15/45」奇数分です。
応答周波数も1000Hz以下に誘導されており、通常のF/HDXペディションモードです。

「5R8UI F/H 00/30 Even(偶数分送信)」のキャプチャー。
DX局は「00/30」偶数分でオンエアしており、
コールする側は「15/45」奇数分です。
こちらも応答周波数が1000Hz以下に誘導されており、通常のF/HDXペディションモードです。
今度は、問題の「HV0A」のキャプチャーです。

DX局は1000Hz以下「15/45」奇数分でオンエアしています。
ところが、同じタイミング「15/45」奇数分でコールしている局が多数います。
また、JA局だけでなく海外の局もいます。
ここが大きな謎でした。???

どうやら、『HV0Aと同じタイミング「15/45」奇数分Oddでコールしていた局は、
「WSJT-X F/H HOUND」を使っていた。』というのが事の真相のようです。
そして、「HV0A」は「F/H」ではなく、「MSHVのマルチスレッド」でオンエアしていたようです。
おまけに、通常のF/Hのタイミング「00/30」Evenではなく、逆のタイミング「15/45」Oddでオンエアしていました。

WSJT-Xのユーザーズガイドをよく見ると、
TXevenをチェックすると、偶数分「00/30」に送信を開始とあります。

WSJT-Xを立ち上げ、F/H HOUNDモードで実験してみると、TXevenにチェックが入りません。
結局、WSJT-X F/H HOUNDモードでは、偶数分「00/30」では送信できないことが分かりました。(バグではなかった?)
それでも、「HV0AがMSHVマルチスレッドでオンエア」していることが分かった局は、「WSJT-Xの通常モード」でQSOできたと思われます。
MSHVマルチスレッドのDX局は、F/Hモードでも通常モードでも、逆のタイミングでコールすれば応答するようですが、「F/H or MSHV」の見極めは難しいことです。(汗)
一方、年老いた田舎のラジオ少年が使っている「JTDX」は「F/H HOUND」でも自動的にDX局と逆のタイミングでコールするので、意識することなく使えることが分かりました。(あー良かった・・・)
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