DXを楽しんでいます その27【幻の9U3TMM】

<2019年09月17日>
ノイズに埋もれて何も見えな~い

【ノイズの源は??】


幻の9U3TMM
 
 アフリカのBurundiから「9U3TMM」が8月31日から9月17日まで出ているよと、ローカルOMから情報を頂きました。
 
 もちろんATNOです。


方向は270°

 ブルンジ共和国は、東アフリカの内陸に位置する国家で、アンテナの方向は270°。

 午後の3時位から18MHzFT8に出現する日が多くなりました。

 ある日、ローカルOMから連絡があり「+レベルで入っているよ。」とのこと。
 
 期待して18.095MHzをワッチしますが、全くご本尊は見えません。

 ローカルOMにはずーっと入感しているのに、年老いた田舎のラジオ少年には影も形も見えません。(うーん)


CQ環境
 
 アンテナもリグも同じなのに「何故だろう」とOMと情報交換をしました。

 当局のアンテナの下部は自宅や近隣のトタン屋根に囲まれており、屋根からの実質高は10mもありません。

 それに引き換え、OMのアンテナ環境は田んぼの真ん中で周りに家屋もなく、CQが論理に近い状態で働いており、DXに大事な打ち上げ角が低いのではないだろうか。


昼間のノイズレベル

 もう一つ大きな違いが分かったのは「受信ノイズレベル」。

   年老いた田舎のラジオ少年のSメータは「3~4」。

 それなのに、OMのSメーターは「0.5位」。
 何て静かなんでしょう。

 当局のノイズレベルでは弱い信号はかき消され、いくらFT8と言えども表示される訳はありません。(ガックリ!!!)


夜間のノイズ
 
 そして夜になるとノイズレベルは下がりますが、謎のビート信号がバンド中に表れます。
 


3KHzおき

 スペクトラムを見るとおよそ3KHzおきに並んでいます。



柱上トランス
 
 アンテナを360°回してみると、配電線に平行となる0°180°(アンテナサイド側)でノイズのヌル点が分かります。

 昼間のノイズレベルはSメータで「1~1.5」まで下がり、夜間のビートのスペクトラムは消えます。
 
 自宅のノイズ源の可能性があるボイラー・エアコン・LAN機材をOFFにして、同様に受信してみましたが変化はありませんでした。


エアコン

 配電線のガイシ、柱上トランス、電力スマートメータのWiFi、近隣のエアコン、交通信号機などがありますが、小型ラジオでノイズ源の探索から始めてみようと思います。

 「9U3TMM」は、たった一度だけ7.065MHzFT8+レベルのチャンスがありましたが撃沈です。(今回はあきらめ!!!)


 

 
 

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